蹲踞
最近蹲踞を習慣的にするようにしている。
基本的に起床後、就寝前に1分ほどやるのだが、これを初めてからなんだか身体の調子がいい。蹲踞1分が終わったら直立して手を前後にブンブン揺らす運動を100回やるのもセットだ。
若干オカルティックなサイトで勧められてたのがきっかけなのだが、自分は古の知恵的なものや日本の古い文化みたいな物、気功の類に興味があったので物は試しとやってみたのである。
そもそも自分は腰が悪く、左右の脚の長さが違ってしまっている。その影響からか整体師曰く身体がガチャガチャらしい。お試しで入った整体で症例写真を撮らせてくれと言われたぐらいのレベルで終わってるのだ。
日頃の姿勢の悪さから来たものなので自業自得なのだが日頃からどうにかならんもんかと思ってたので飛びついてみたという形である。
蹲踞はいい。
何より簡単だし。筋トレよりは辛くない。あと鍛えている筋肉も必要最小限で無駄な部分がない気がするのもいい。要するにただ健康になりたいだけの人には丁度いいのだ。
1つ問題があるとしたら自分はこれらの運動を暗闇でするのが好きなので同棲する予定の彼女に理解を乞う必要があるってことですかね。
続けてみて身体に更に変化があったらまたここで報告してみようと思います。
カレー
カレーが好きだ。
ふとした時に自分が好きなものにハッと気づくときがある。そう僕は気づいてしまったのだ。やっぱりカレーが好きなのだ。
若い頃は基本的にはアウトロー寄りでいたいという拗らせ系男子だったのだが、もう30歳を越えて、好き、嫌いの境界がやっとはっきりして来たように思える。
「世紀末リーダー伝たけし」という漫画がある。僕の思春期の愛読書だったのだが、そのワンシーンに
「たけしはカレーみたいだよな、みんな好きで」
みたいなセリフがある。
このセリフを見たときに自分は食い物に例えたらどうなるんだろう?と考えてみたことがある。僕はクラスでも中心になるような人物でも無かったし、そのようなタイプではないと自覚もしていた。
そしてどういう食い物になりたいか考えた結果、珍味みたいになりたいと思った。カラスミとか酒盗、塩辛みたいな。
分かる人には熱烈に支持されるようなそんな人間になりたい。憧れるようになった。
その結果、変に拗らせてしまい、みんなが好きなもの、メインカルチャーを避けるようになってしまっていった。カレーも小さい頃から好きだった。しかし、みんなが大好きであろうカレーを好きと言うことがなんだかダサいように感じるようになってしまったのである。今考えるとアホだな、と思うがその当時は本気でそう思ってたのである。
大人になるというか色々な情報を吸収していくと自分の純粋な気持ちというものがどんどん見つけづらくなっていく。
損得やら世間体、見栄やら誤情報。
だからこそ自分が好きだという気持ちは大事にしていきたいよねって昼にカレーを食ってて思いました。
他人の作るカレーってみんな違って大体美味いから好きです。個性が出てる気がして。
ブツブツよ永遠に
僕には肩にブツブツがある。
毛根性苔癬という病気?らしいのだが小学生から大学生の頃までこのブツブツがとんでもない程のコンプレックスだった。
半袖なんか出来るだけ着たく無かったし、タンクトップなんてもってのほか、大学生頃に七分袖というものが世の中に出始めたときは企画した人間に心から感謝した。
当時、僕からしたら肩のブツブツは呪いのようなもので、人生における負債でしか無かった。
大学生の頃、僕は軽音楽サークルに入った。そのサークルは音楽好きだが根暗な人が集まっていて、言い方は悪いが社会不適合者が集まってくるような音楽サークルだった。
根暗な僕はそのサークルにすぐ馴染んだ。みんなが聴く音楽もアンダーグラウンドで陰湿な音楽や攻撃的なハードコアなものが多く、当時ロキノン厨だった僕にはアウトローな感じがとてもカッコよく思えた。
しかしそのサークルにも問題点があった。
デリカシーというものがまるで存在していなかったのだ。
乙○さんのセックスを議論しての爆笑する先輩や女性部員にエグいセクハラ(言葉だけ)を日常的にかける先輩。所謂普通のコミュニティーで「いい子」してきた僕には衝撃でしか無かった。
そしてその矛先が僕にも向くことなる。
夏の日、ある先輩が僕の横に座った。その先輩はサークル内でも人気のある人で、当時の僕はあまり話したことも無かった。その日の僕は半袖を着ていた。ブツブツは全開だった。
先輩「うわっ!お前めっちゃ肩ブツブツじゃん!!」
バレた…終わった……めっちゃ引かれてる…
僕は恥ずかしくてうずくまっていた。
しかしその先輩は今までの人の反応とは違った。
先輩「なんで早く教えてくれなかったの?めっちゃ面白いじゃん!!」
「こんなブツブツなのすごいねー!?えー!?病気!?」
異常に興味を持って僕のブツブツを面白がってくれたのだ。側からみたらデリカシーの無い行為かもしれない。
だけどそのとき僕の中で何かが変わった気がしたし、負債でしか無かったものが笑いに変わったのが衝撃だった。もしかしたら自分がただ気にし過ぎてただけなのかもしれない。そう思えた。
それからは少し自分の事が好きになれた気がするし、自分のブツブツもネタとして昇華できるようになった。
なんでこんな事書いたかと言うと、当時病院で「大人になればこのブツブツも落ち着く」と言われたのだが、先日30歳になった今も僕の両肩にはブツブツが健在だからである。
もうこれは一生もんだな!これかもよろしく!
ご無沙汰です。
オークラ劇場の話はめんどくさくなったので無かった事にします。
時は2018年。
結婚を意識していた女性にフラれ、ある物で世界シェアナンバーワンの企業の最終面接で不採用になり、遂には出会い系アプリで約束してた子に三茶でブッチされるという散々な上半期となりました。僕は元気です。
最近、地元でアパートの一室を借り、一人暮らしを始める事になりました。
転居に伴う初期費用と家電の購入にかなりの金額をぶっこんでしまい、ひもじい日々を過ごしております。
貧乏、一人暮らし、節約となればまず取り掛かるのは自炊となるのではないでしょうか。僕も例外なく自炊をしております。
先日はカレーを作りまして、ルーを半分使用し5人前。翌日のお弁当にしようとタッパに詰めたのですが、翌日にすっかり忘れてしまい、コンビニでカップラーメンを買うという痛恨のオウンゴールを決めてしまいました。
節約の為の自炊が時間とカップラーメン代を無駄に浪費してしまうという結果に終わってしまい一人暮らしの厳しさに晒されております。
料理自体は案外好きだったりするのですが、女性と料理の話になった際に上沼恵美子さんのおしゃべりクッキングをよく拝見していた。なのでガヤを入れるのは得意。と言うと何とも言えない表情をされるのでみなさん試してみてください。実話です。
それでは。
オークラ劇場という場所②
更新するという奇跡。
前回のあらすじ
〜僕はH原くんは勇み足でポルノ映画を観に行くのであった!〜
劇場前に着くとまず目に飛び込んできたのが、今公開しているポルノ映画のポスターやAV女優さんやらの看板。急に日常に現れるエロ。エロス。エロ流し。
異世界がそこには広がっていました。
急なエロの押し売りに怯みつつも、ここまできたら入らないわけにもいかないワケで、興味はあるけどちょっぴり不安。けど背に腹はかえられない。初めてキャバクラの体験入店する女の子ってこんな心境なのかな。とか思いつつ入館することに。
中はこじんまりとしたロビーが広がり、右手側に受付のカウンター。左手側に休憩所的なソファが4脚ほどの空間が広がっていました。
壁には映画の上映スケジュールやら女優のポスターが貼られ、自販機が数台ある程度とかなりさっぱりとした内装。ザ、硬派。ポルノ映画に対して真摯な姿勢がビンビンと伝わってきます。
どういうシステムかわからずキョロキョロしていると「お客さんここ初めて?」
とカウンターの中の店のおばさんが話しかけてきまして。
始めてと返事をしましたら、まぁ僕らを舐め回すように観察。もとい視姦。その後「うん。お客さんは一階のほうだね」と。
どう値踏みされたかはわかりませんが、促されるままにチケット代1600円を払い。ついに僕らは劇場の中へ続く扉に手をかけるのでありました。
続く。
オークラ劇場という場所 ①
上野。
僕は上野という街がとても好きです。アメ横の雑多な感じや上野公園の文化的な雰囲気。好きなお店も多く、遊ぶにはこと欠かない場所だと思ってました。
けど、ある日気づいたんです。「そういえば映画館ないわ」ってね。
もしかしたら僕が見逃してるだけかもしれないと思いまして、グーグルマップで検索してみたんです。そしたら赤いカーソルがポツリと2つ、カーソルは『オークラ劇場』と『特選劇場』という場所を指していました。
そのときは「な〜んだ。俺が見逃してだけか、さすが上野さんは懐が深いぜ!」とか思ってたのですが、詳しく調べてみるとどうやら普通の映画館ではないご様子。どうやらソコはポルノ映画やピンク映画専門の劇場とのこと。
時は流れ、先日上野で遊んだとき1時間ぐらいヒマな時間が出来てしまいまして、なんでも体験してみたい主義の僕は友人のH西くんに「ちょっとパフェでも食い行く?」的なノリで「ちょっとポルノ映画見ていく?」と誘ってみたんです。そこは男。いや漢。H西くん。「俺もちょっと興味があった」とはにかんだ表情。男と漢の2人で人生初のポルノ映画という運びとなったのでした。
続く。